『~軍服と鞭~ 性の饗宴』
 
<12>
 
 KHセフィロス
 

 

 

 

 

「さぁ……そろそろ二十分経つね。ほら、ふたりともレオンにおねだりしてごらん」

 ジェネシスが私たちの頭を撫でながらそう言った。

「『い、いやらしい孔奴隷のお尻から、プラグを外して、排泄をお許しください』」

 ふたりの声が重なるように、そう告げた。

「もう二十分か……手ぬるいな」

 レオンが低くつぶやく。

「まぁまぁ、ふたりともよく辛抱したじゃない」

 そういいながら、私たちのアナルプラグをぐりぐりと押し込むようにいじった。

「あッあぁんッ!」

「あひぃ!」

「ふふ、そろそろプラグを外してあげてもいいんじゃないかな」

 ジェネシスが笑いながらそう言った。

「……仕方がない。ジェネシス、外してやってくれ」

 そう言いながらレオンが立ち上がった。

 自由になった私たちは、もつれ合うようにサニタリールームに駆け込んだ。

 

「よし、ふたりとも浴室に行け。腹の中を空にするぞ」

 レオンは手を休めることなく、私たちをバスルームに追いやった。

「ジェネシス、手伝ってもらって良いだろうか」

 レオンがジェネシスに声を掛ける。

「ああ、もちろん。それじゃ、俺は『セフィロス』のほうを引き受けようか」

 ジェネシスが道具を受け取って、私の後ろに付いた。

「さぁ、『セフィロス』、お腹の中をすっかりキレイにしようね」

 たっぷりとシリンジに湯を満たし、私の後孔に突き入れた。

「あ……あぅ……」

 また腹が膨らんで苦しくなる。内臓がせり上がっていくような感覚だ。

「さぁ、もう一本あるよ。まだ我慢して」

 そう言いながら、二本目を注入された。

「くっふぅ……あぁ、出したい……」

「ダメだよ。ちゃんと二本飲み込んでからだ」

 腹の中に湯が満ちてゆく。一本入れられただけでも腹がパンパンに膨らんでしまうのだ。二本目が入ると、今にもはち切れそうに苦しくなる。

 

 

 

 

 

 

「よし、二本目入ったよ。ちょっとお腹になじませようか。孔を締めて少し待って」

 そういうと、ジェネシスは私の後孔に指を押し当て、排泄を止めた。

「くぅ……ジェ、ジェネシス……苦しい」

「もう少しの間だけだよ。早くお腹の中が綺麗になるようにね」

「あうぅ……お腹が……痛い……」

「はい、いいよ、出して」

「あぁーッ!」

 思わず高い声を漏らし、私は腹の中身をぶちまけた。湯が弧を描いて噴き出す。

「お腹を押してあげようね。たっぷり出して」

「んあぁぁッ!出る、出るぅ……!」

「全部、出たかい?そうしたら、またお湯で浣腸しようね。液がすっかりキレイになるまで繰り返すよ」

 ジェネシスがふたたび、私の後孔にシリンジを押し当てた。

 

「よし、五回目。これで終わりにしよう」

「はぁはぁ……『ハイ』」

「素直なイイコだね。よし、一本目いくよ」

 ジェネシスに最後の浣腸をしてもらっているときだった。

 『クラウド』の悲痛な泣き声を聞いたのは。

 

「ひぃぃん! 痛いぃ!ごめんなさい!ごめんなさい!」

 見ると、『クラウド』がレオンの膝上に腹ばいになり、素手で尻を叩かれている。

 あんなふうに泣き叫んでいるのは、平手打ちに加減をしていないということだろう。

「おやおや、どうしたんだろう。また粗相をしちゃったのかな。レオン、今日はずいぶんと調教に力が入っているね」

 ジェネシスがめずらしそうにそうささやいた。

 膝に乗せられた『クラウド』の腹はぷっくりと膨らんでおり、腹の中に湯を入れられたまま、プラグで栓をして、尻を叩かれているのだ。その苦しさはいかばかりだろうと、身震いがしてくる。

 ビシッ

 バシッ

 パァン!

 『クラウド』の柔肌が真っ赤に染まっていく。

 私はレオンが『クラウド』を、厳しく仕置きしている様を、じっと見つめていた。