ジェネシス&ヴィンセントに捧げる30の質問!〜
キャラクター回答編
<Part 2>
 
 回答者:ジェネシス&ヴィンセント
 

 

5 お互い、相手の性格についてどう思いますか?

 

ヴィンセント:まずはこの私から訂正させていただく。彼の自己分析は不当である。

 私の知る人々の中で、もっとも視野が広く、思慮深い人物だ。

 ジェネシスは誰に対しても、鷹揚で優しい。だが、物事の本質は見誤らないのだ。

 感情任せではなく、相手にとって最良の方向へ導く力がある。

 ……私は、彼が親しくしてれるようになってから、日々の生活や人との交流において、様々なことを学んだ。

 愚鈍で臆病な私にも、根気強く接してくれて……どれほど嬉しかったか……!

 

ヤズー:ちょっ……ヴィンセント、長い……長いって(笑)

ヴィンセント:え、そうなのか? だが、まだ色々と話しておきたいことが……

セフィロス:本当におまえはだまされやすい男だな。呆気ないったらありゃしねェ。

 

ジェネシス:何だ、セフィロス、焼きもちかい?

ヤズー:ほら、次はジェネシスの番だから……って、何でそんなに構えるのさ、ヴィンセント?

 

ジェネシス:……彼は教会の片隅にそっと佇んでいる……

セフィロス:……へ?

ジェネシス:南国の……遠慮のない極彩色の陽差し。……だが、なぜか小さな教会だけを、遠慮がちに照らすのだ。

 ……やがてステンドグラスが淡い光を含み、細い肢体をうっすらと輝かせる。

 

ヴィンセント:…………

セフィロス:…………

ヤズー::…………

 

ジェネシス:……祈りを捧げる彼は動かない。その横顔からは何の感情も読み取れない。 だが、やがて愚鈍な我らは気づくのだ。

 その人こそが、地上に降りた女神なのだと……! 人の狡猾さ滑稽ささえをも絶え間なく愛し、口元に慈悲に満ちた笑みを浮かべる。

 女神の愛はいつでも、この世界に降り注がれているのだ……

 

ヴィンセント:あ、あの……?

セフィロス:……キモチワルイ。うぁッ 鳥肌が……!

ヤズー:すごーい! 即興でそこまでの讃辞をすらすら言えるなんて!

ジェネシス:こんなセリフ、女神の顔を見ればすぐに出てくるよ。

ヴィンセント:あ、あの……もうッ……今度からどんな顔をして君の前に出て行けば……!

ジェネシス:そのままでいいんだよ、ヴィンセント。君はただそこに居てくれるだけで、俺の女神だ……

 

セフィロス:前々から変なヤツだ、気色悪い野郎だとは思っていたが…… ここまで不気味な変態だとは…… あー、クソ、こんなのがソルジャー・クラス1stだったとは……! あー、キモイキモイ、おい、イロケムシ、口直しに何か持ってこい!

ヤズー:失礼な人だね、セフィロス。あなたは少々ジェネシスを見習うべきだと思うよ。……ま、いいか、じゃ、ダージリンにしよっと。

 

 

閑話休題。

 

6 二人の出会いはいつ?どこでですか?

 

セフィロス:き、貴様ら、まだやるのか?もういい加減にしたほうが……

ヤズー:だってまだ設問6だよ? ここまで進まないカップリングもめずらしいけどね。

 画面の前のお嬢さん方と、インタビュアーさんのおもてなしは俺がするから、部屋に戻ってれば?

セフィロス:……この程度、どうと……いうこともない。

 

ジェネシス:じゃあ、早速お答えしようか。出逢い……ならば、俺にとってはあの神羅屋敷だ。

 ……もう何年前になるのかな。彼は、黒曜石と深紅の薔薇に包まれ、眠っていた。

 透き通るような肌に黒髪が映えて……ああ、いっそ、その美しさに俺は畏怖の念さえ抱いたよ。……あのときの衝撃は今でも忘れられない。

 

ヴィンセント:ジェ、ジェネシス!

ジェネシス:ふふ、ね、ヴィンセント。俺はチョコボっ子よりも早く君を見つけたのだよ。これは俺にとって大いなる誇りなんだ。

ヤズー:フフ、その当時の兄さんは、まさにチョコボの雛だったというわけだね。

 さて、次の番だよ。ヴィンセントと俺にとっては、比較的最近なんだよね、あなたとの出・逢・い★

 

ヴィンセント:あ、ああ……そうだな。最初はいきなりだったので……その、驚いてしまって。

ヤズー:まぁ、そりゃそうよねェ、突然キスされたわけだから。

セフィロス:……何だ、それは。

ヤズー:ああ、あなたは一緒に居合わせなかったんだっけ。

 ジェネシスったらねェ、いきなり『女神』って叫んでさ。ヴィンセントのこと抱きしめてキスしたんだよ。

 さすがに側にいた俺も驚いたんだけど、うふふ。

 

ジェネシス:それについては、俺も反省しているよ。恋い焦がれていた時が長すぎてね……自制が効かなかったんだ。

ヤズー:ヴィンセントは惚けて突っ立ったままでさ。何が起こったかよくわかってないみたいで。

 それがまた可愛いんだよ!

ジェネシス:本当に愛らしいよね、女神は。不躾な態度をとった俺を咎めたてもせず……

 

セフィロス:……貴様はどこまでボケッとしてるんだ、ヴィンセント!寝ながら歩いてんのか!

 だいたい、てめェがそうやって鈍くさいから、変態どもに付け入られるんだぞ!

 まったく本当にタークス所属だったのか!? レノが信じられないというふうに見ていたぞ。

ヴィンセント:タ、タークスに居たのは本当だ。

 ……その、別に、抱きしめられただけで、彼に害意があるとは思えなかったし……

セフィロス:それで、キスまでされてか!? フツーに拳銃向けられるより、遙かに恐ろしい『害意』だろーが!

ヴィンセント:き、君は、ジェネシスの元同僚なのだろう……? 友人をそんな風にいうものではない。

セフィロス:おまえなぁ!……あ〜、もういい。俺は部屋へ戻る。少し疲れた。

 

ヤズー:っていうか、この段階で、質問まだ一桁…… 続きはまた時間のあるときにお願いするよ。

 次回は、そうね、KHワールドの人たちにでも覗きに来てもらえると、面白くなりそうなんだけど★