『奴隷調教~愉悦の孔奴隷~』
 
<6>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「そう、上下があるから気をつけて。こっちから、挿入してあげてくれ」

「わかった」

 レオンは私の膨らんだペニスを片手で押さえつけ、細い器具を挿入する。

「あッ、あッ、あぁッ」

「痛いのか?」

 レオンの問いに応えたのは、私ではなくてジェネシスだった。

「痛いんじゃなくて気持ちいいんだよね、『セフィロス』」

 ガクガクと膝を震わせ、私は正直に頷いた。

「こんなものを入れられて感じるのか。……不思議なものだな」

 レオンが尿道バイブを、上下に動かした。

「あッ、あッ、いやッ」

 悲鳴じみた声が、私の口から漏れる。

「『嫌』じゃなくて、いいんだろう?正直にそう言いなさい」

 ジェネシスが私を背後から抱きしめて、耳元で低くささやく。

「ほら、孔奴隷。ご主人様にペニスをいじられて嬉しいんだろう?」

「あッ……やぁッ……違う」

 私は必死に頭を振った。

「ジェネシス、これでいいのか」

 深々と管状のバイブをペニスに突き刺し、レオンがそう訊ねた。

「うん、上出来だよ。リモコンがあるだろう」

「ああ」

「電源を入れてやれば、振動するから」

「わかった。……だが、バイブを挿入しただけで、こんなに感じてるんだ。振動させたら、我慢ができなくなるんじゃないのか?」

 物珍しそうに、リモコンを弄びながら、レオンがジェネシスに訊ねる。

「我慢が出来なくなってお漏らししたら、また別のお仕置きを与えればいい」

「そうか、わかった」

 短く応えると、レオンはバイブの電源を入れた。

 電流が走るような快感が、私の前を走り抜けてゆく。

「あーッ、あッ、あッ、いやぁッ……!」

 私は大きくのけぞって身体を震わせた。ジェネシスが背後からやさしく抱きしめてくれる。

 

 

 

 

 

 

「あぁッ、ダメ!イク……もうイク!」

「まだダメだよ。堪えるんだ」

 ジェネシスが、私の胸の飾りをいじりながらささやいた。

「無理、無理……も、漏れてしまう。ト、トイレに……」

「君はこのプレイをすると、すぐにオシッコをしたくなるようだね」

「は、早くお漏らししてしまう……ジェネシス……もう許して、ト、トイレ……いかせて……ください」

 私は言葉もあらためて、必死に懇願した。

「ダメだよ。そのまま我慢するんだ、孔奴隷の調教中なのだからね」

「いや……ぁッ! もうダメ……!」

 もはや自身の力で座っていることさえ、難しく、私は背後のジェネシスに抱き留められながら、ビクビクと震えて排泄を堪えていた。

「も……ダメ……出したいぃ……!」

「我慢だ」

「あーッ、あぁッ……」

 ひときわ高い声が口腔から漏れた。

 私は限界の悲鳴を上げ、そこから小水を

 プシャアァァァ

 と、漏らしてしまった。

「あぁ、またやったね。躾のなっていない孔奴隷だな」

 ジェネシスがパンパンと手を打ち鳴らすと、いつぞやのように、軍服を着た青年たちが現われ、汚した場所をすぐさま片づけてしまう。

「ジェ、ジェネシス……いかせて、このままイかせて……ください」

「仕方がないね。レオン、バイブでいかせてやってくれ。ただし、その後にお仕置きだね。厳しいものになるから覚悟しなさい」

 ジェネシスは乳首を弄びながら、私の耳元でそう告げた。

 レオンはもう一度、私の尿道にバイブレーターを挿入すると、電源を入れる。

 途端にさきほどの快楽が、倍になって襲いかかってきた。

「あーッ、あッ、あッ、あッ、イク、イクーッ」

 レオンの見ている前だというのに、私は恥ずかしげもなく嬌声を上げた。

「あんッ、あッ、あッ、イク、イク……ッ!」

 ビクンビクンとジェネシスの腕の中で私は、大きく胴震いして果てた。