『奴隷調教~愉悦の孔奴隷~』
 
<7>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「ほら、休んでいるヒマはないよ。また言いつけを守れなかったのだからね。孔奴隷にお仕置きを与えよう。うんと厳しいのをね」

 ジェネシスに、『厳しいお仕置き』と言われて、身震いした。

 それは恐怖だけではなく、どこか甘くて苦みがあり、身の内がズクズクと疼くような鈍い快感であった。

 またもや、ジェネシスがパンパンと手を打つと、すぐに部下たちがカートに道具を乗せて入ってきた。大きなビンのイルリガートルと透明の液体だ。

「さっきも言ったけど、浣腸をするよ。お腹がはちきれそうなほど液を入れてあげよう」

「い、いや……いやだ、ジェネシス」

「嫌だじゃないでしょ。孔奴隷が逆らえると思っているのか?今のは『お仕置きありがとうございます』というところだろう」

 パシパシと鞭を手打って、ジェネシスがレオンに言った。

「マットの上に四つん這いにさせて。俺は道具の準備をするから」

「……了解した」

 私はレオンに抱き上げられると、床に敷かれた大きなマットの上に這わされた。

「レオン、彼の後ろに、イルリガートルの嘴先を挿入して。きちんと深く入れるんだ」

「わかった」

 レオンが非情にも私の後ろを暴き、嘴先を奥の方までずぷりと深く潜り込ませた。

「いやだ……ジェネシス……これは……いや」

「君が浣腸を嫌いなのはよく知っているよ。だからこそお仕置きになるんだ」

「で、でも……」

「さぁ、覚悟をして大人しくするんだよ。……そうだな、今日は罰としてたっぷり2リットル仕込んでやろう」

 ジェネシスは妖艶な笑みをたたえ、突き出された私の尻を撫でながらそう言った。

「レオン、このポンプを押して、浣腸液がすべてなくなるまで、彼の腹に入れてやってくれ」

「わかった」

 瀟洒な飾りのついたポンプ機器を、レオンに渡し、ジェネシスは私の前に歩いてきた。

「ほら、顔を上げて『セフィロス』。君が悦ぶ顔を見たいんだよ。レオン、始めてくれ」

 ジェネシスの指示で、レオンがポンプを押す。

 私の腹の中に、生ぬるい液体が注がれる。それの何とおぞましいことか……!

 

 

 

 

 

 

「あッ……あふッ……あぁ……」

「どうだい、孔奴隷にはこれでもご褒美になってしまうのかもしれないけど」

「いや……だ、こんなの……あッ、あッ……あんッ」

「こんなにペニスを勃起させて、そう言い返されても説得力がないな。そら、しっかり飲み込むんだ」

 ジェネシスが、私の顎を持ち上げて、そう言い聞かせる。

 レオンのポンプを押す手は休まない。すぐに私の腹ははち切れそうなほどに苦しくなった。

「苦しい……ジェネシス、も、無理……」

「ダメだよ。もう1リットルあるんだからね。今度は手を緩めてはやれないよ」

 ジュプジュプ、ズルズル

 と、液体が腹を満たしていく。

「あッ……あふぅ……苦し……も……やめ……」

「頑張って全部飲み込むんだ」

「うぅ……あぅ……」

 涙がこぼれてくるのを、ジェネシスの指がやさしく拭い取ってくれる。それでも、浣腸液を入れる手は緩めてもらえない。

「あぁッ……ひぃッ……んあッ……!」

 

「ジェネシス、すべて注入した」

 レオンが事務的に、ジェネシスに報告した。

「ふふ、お腹がぽっこりと膨らんでいるね。可愛い格好だよ、『セフィロス』」

 ジェネシスは私の腹を撫でると、背後に回った。

「ほら、四つん這いの姿勢を崩さないで。アナルプラグを入れるんだからね」

 中の液を吐き出させないように、ジェネシスは、以前にも使われたアナルの栓を、私の後孔に突き込んだ。

「あぅん!」

 その刺激にも声が漏れてしまう。

「ジェネシス……お腹が痛い……もう出したい」

「ダメだよ。お仕置きなんだからね。二十分、四つん這いで待ちなさい。その間は、俺が鞭をあげるよ」

「……ッ、そ、そんな……」

「これでも手加減してあげているほうなんだけどね。普通の性奴隷を仕込むときは、浣腸の量を倍にして、鎖に繋いだ部屋に一時間も放置しておけば、すぐさま主人の足に接吻する従順な孔奴隷ができあがるんだよ」

 恐ろしいことをさらりと言い、ジェネシスはさっきのバラ鞭を手に取った。

「ほら、姿勢を崩さない。お尻をしっかりと立てるんだ」

 パシーンと臀部に鞭が飛んだ。