『奴隷調教2~愉悦の孔奴隷~』
 
<2>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「そっちは済んだのかい? フェラチオの技術はだいぶ向上したようだね」

「ああ、よかった」

 レオンがそう言った。

「それじゃ、ご褒美に、お尻の孔を丁寧に可愛がってあげよう」

 そういうと、ジェネシスは狭い窄まりに舌を這わせてきた。

「あッ……あぁッ……あんッ」

「腰が揺れているよ。大人しくしていなさい」

 パシンと尻を叩かれて、私は慌てて姿勢を正した。

「ふふ、『セフィロス』の尻孔……もう濡れてきているよ。フェラチオをして感じちゃったんだね」

「あんッ……あぁッ……あふッ」

「さぁ、もう指を咥えさせてあげよう。最初から三本入れて欲しいかな?」

 ぬちっ、ぬちっ、ぐちゅ、ぐちゅ

 と音を立てて、私の後ろを陵辱し始める。

「あぁ……指……」

「指が気持ちいいの?」

 私はコクコクと頷いた。

 入り口の周辺をからかうように、くすぐられ、堪えていても腰が動いてしまう。

「ふふ、ずいぶんと美味しそうに俺の指を咥えこんでいるね。もっと深くしてあげようか」

 ずちゅ、ぐちゅ……

 ジェネシスの長い指が、奥深くまで差し込まれた。

 中を抉るようにして、抜き差しを始める。

「あッ、あッ、あッ、あんッ」

「腰がびくついているね。そんなに指がいいのかい?」

「ほ、欲しい……中に入れて……」

「ふふ。指じゃ物足りないのかな。中に何を入れて欲しいの?」

「……そ、それは……」

「ほら、孔奴隷なんだから、可愛くおねだりしなさい」

 パシッ、ビシッと私の尻を叩いた。

「『ハ、ハイ…… 中にペニスを……入れてください』」

「そうか、やっぱり指だけじゃ足りなかったんだね。ペニスが欲しいのかい?」

「『あ、孔奴隷の後ろに、ペニスを……ください』」

「まぁ、いいだろう。レオン、入れてあげてくれ。前戯はいらないよ」

 ずぽっと私の後ろから指を抜き去ると、ジェネシスはレオンを呼んだ。

 

 

 

 

 

 

「よし、入れるぞ」

 レオンが張り詰めたペニスを、私の後ろに当てた。

 ずぷっ……ぐぷっ……

 と、猛り狂ったそれが、私の中を分け入ってくる。

「あぁ……あん……ッ」

「奥まで入っていくぞ」

 レオンは私の腰を捉えると、深々と突き刺してきた。

「あぁ……ん!」

 最奥を突かれて、鼻にかかったような甘い吐息が漏れた。

「あッ、レオン……そこぉ……いい、すごい……ッ」

「ここか、この奥がいいのか?」 

 ずっちゅ、ぐっちゅ、と、腰をひねり込むようにして、孔を突かれる。

 レオンの亀頭が、体内のしこりを強く擦り上げて、びくびくと尻が震えた。

「あぁッ……イクっ……イクぅ!」

「まだだ、俺がイッてからだ」

「中に出して、早く出してェ」

 自分でも腰を動かしながら私は懇願した。

 レオンより先に行くことは許されない。それが孔奴隷のつとめなのだという。

「まだだ、もっと深く貫いてやるぞ」

 ずぐッ、ぐっちゅ、ぬっぷっ

 繋がった部分が擦れあって、えもいわれぬ快感がこみ上げてくる。奥の固いしこりと入り口の擦れ合いが、あっという間に、私を絶頂に引き上げた。

「あぁん……もうイクぅ……出ちゃう……出るぅ……!」

「俺はまだだ、まだまだ保つぞ」

 レオンは私の体内の、あらゆるところを擦り上げた。亀頭への刺激がたまらないのだろう。内部をめちゃくちゃに掻き毟られて、絶頂が目の前に迫ってくる。

「あぁッ、あッ、あッ、イクぅ……もうダメぇ……!」

 次の瞬間、私の下肢の自由は奪われた。痙攣が走り、腰が引きつったように動く。

 ビュルリと白濁の液を放ちながら、私は前のめりに倒れた。

 その拍子に中に入っていたレオンのペニスが、ずるりと抜け落ちてしまった。

「これはとんでもない粗相をしてくれたものだね」

 ジェネシスが鞭をいじりながら、冷たい声でそうつぶやいた。

 レオンが頽れた私の腰を引き寄せ、ふたたび中に挿入する。

「仕方のない孔奴隷だな。まだ俺がイッていないというのに」

 ずちゅ、ぐちゅ

 と、大きな音をさせて抜き差しを始めた。

「くっ……出るぞ……!」

 レオンは私の奥を突きながら、声を噛みしめる。

 ずちゅ、ぐちゅ、ぬちゅ

 いやらしい水音を響かせ、レオンは絶頂を極めた。

「くッ……ふぅ……!」

 ドピュドピュと体内に熱い精液を放ち、ようやくレオンは私を解放してくれた。