『奴隷調教2~愉悦の孔奴隷~』
 
<3>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「まったく仕方のない子だね。孔奴隷の分際で、中に入れてもらっている最中にイクなんて……どんなお仕置きをしてやろうかな」

「ジェネ……シス、ゆ、許して……」

「ダメだよ。孔を使ってもらっているのに、ペニスを吐き出し、先にイクなんて、奴隷としてもっとも許されない行為だ。君にはまだまだしつけが足りないようだね」

「ジェネシス、となりの部屋からあの子を連れてくるか?」

 レオンが訊ねた。

「そうだね、お手本を見せてやろう」

 ジェネシスが鞭を鳴らせながら、そう言った。

 

 レオンが部屋を出て行った。

 ジェネシスはその間、鞭をパシパシと手打ちながら、戻りを待つ。きっとこの間にも、私にどういう仕置きを与えようかと考えているのだろう。

 

 レオンはひとりの少年……いや、青年を連れてすぐに戻ってきた。その子は素っ裸で、首輪だけつけている。レオンはそのリードを引いて、『クラウド』を連れて戻ってきたのだ。

 マリンブルーの瞳に、桜色の肌。

 すでに青年の域に達しているのに、どこか幼く見えるその子を促して部屋に戻ってきた。

 

「この子はすでに調教済の孔奴隷だ。もう一度君にしたことと同じプレイをするから、奴隷としての所作を見ておきなさい」

 レオンがリードを外すと、『クラウド』は素直に寝台の上に乗った。私はジェネシスに言われて、すぐ側のソファに移動させられる。

 

「さぁ、『クラウド』、レオンのをしゃぶってやってくれ。後ろは私が可愛がってやるからね」

 ジェネシスにそう言われると、『クラウド』は素直に、尻をジェネシスに向け、伏せの体勢を取った。

「ほら、しゃぶれ」

 レオンが彼の口元にペニスを突きつけると、『クラウド』はすぐにそれに舌をからめた。喉の奥まで飲み込み、口腔で扱く。彼のフェラチオも手慣れたものであった。

「やぁ、『クラウド』の孔も可愛らしいな。それに後ろがもうすっかり蕩けている。隣の部屋で自慰をしていたのではないだろうね」

 詰問するようにジェネシスがささやいた。

「『はい……呼ばれたので、可愛がっていただけるかと思い……つい……』」

 レオンのペニスからいっとき口を外し、『クラウド』は正直にそう応えた。

「いけない子だな。自慰は許しがなければしてはいけないとわかっているだろう。後でたっぷりとお仕置きだ」

「あぁ……お仕置き」

 何かに酔ったような、とろりとした眼差しで『クラウド』がつぶやいた。その後はすぐにレオンのペニスを咥えなおした。

 あの『クラウド』に間違いないはずなのに、彼は私には気付かないようだ。

 ……いや、ここはジェネシスの小説の世界なのだ。どれほど異常なことが起こっても、それは『有り』なのだ。

 

「んぐッ、じゅっぷ、ぐぷっ……」

「そうだ、舌を絡ませて、しっかりとしゃぶれ。裏の筋も忘れるよ」

 レオンの命じるままに、『クラウド』は大きく口を動かした。

「ちゅぶ、ぐちゅ、ずるっ、じゅぷっ」

「よし、もう出るぞ……!」

 レオンが腰を使い、『クラウド』の喉を深く突く。

「あぐッ、ふぐッ、んぐぅ……!」

「ああ……イク!」

 レオンは息を飲み、絶頂を極めた。ビクビクと震える腰から見ても、大量の精液が『クラウド』の口の中に流し込まれたことだろう。

 

 

 

 

 

 

「んぐっ……ごぷっ……」

 クラウドはすべてそれを飲み干すと、

「『孔奴隷の口を使ってくださり、ありがとうございました』」

 と口上を述べた。

「『クラウド』、後ろの孔はすっかり蕩けているね。指を三本入れても容易に抜き差しができる」

「『ハイ』」

「さぁ、言ってごらん。となりの部屋でどんなオナニーをしたの?」

「『ハイ、自分で前を擦って、後ろの孔には指を入れました』」

「何回イッたのかな?」

「『ハ、ハイ……二回イキました』」

「本当にいけない子だね。さぁ、お尻を立てて、中に入るよ」

「『ハイ……』」

 ジェネシスは固く勃起した自らのものを、『クラウド』の後ろに宛がうと、一気にずぶりと押し込んだ。

「あぁ……あッ、あッ」

「君の好きな場所はよく知っているよ。これからそこを擦って上げるからね。わかっていると思うけど、射精は禁止だ」

「『ハイィ……!』」

 ずちゅ、ぬちゅ、ずぷっ、

 ジェネシスの腰が大きくグラインドし、『クラウド』の中を責め立てる。

「さぁ、今、お尻の中がどうなっているのか言ってごらん」

「『ハ、ハイ、閣下のペニスが、アナルの奥の方を突いています。とても気持ちいい……ですぅ』」

「そうかい、それじゃ、この私を気持ちよくするためには、どうすればいいと思う?」

「『お、お尻の孔をきゅっと締めます。アナルにいただいている間は締め続けますぅ』」

「よくわかっているようだね、いいこだ」

 ずぷっ、ぐぷっ、ちゅぶっ

 ジェネシスの抜き差しが早くなる。

 パンパンと肌のぶつかりあう音が、部屋に響く。

「あッ……いい……いいですぅ……あんッ、あぁッ」

 ビクビクと背をのけぞらせ、『クラウド』が喘ぎ声を上げる。

「さぁ、出すぞ……!」

 ジェネシスがぐいと腰を突き出し、『クラウド』の尻を抱え込むような体勢を取った。

「あぁッ……中に……中にいっぱい入ってくるぅ」

「そうだ、熱い精液をたっぷり注いでやる」

「あぁ……ッ、いいですぅ!」

 ぶるぶると尻を震わせ、『クラウド』が声を上げた。