『奴隷調教2~愉悦の孔奴隷~』
 
<4>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「よし、『クラウド』。おまえもイかせてやろう」

 ジェネシスは射精した後も、ペニスを抜かず、そのまま『クラウド』を突き上げている。

「あぁん!イクぅ……イっちゃうぅ……」

「どうだ、もっとか」

「『ハ、ハイ、閣下。イきます。もうイきますぅ』」

「よし、ではイけ。突き続けてやる」

「『ハ、ハイィィ!』」

 悲鳴のような声で、そういうと、『クラウド』は自分から腰を振り始めた。

「あぁん、イくぅッ!」

 可愛らしい口から濡れた啼き声が漏れる。『クラウド』は腰をびくびくと引きつらせると、精を思い切り放った。

「どうだ、よかったかい?」

「『ハ、ハイ。……い、いやらしい孔奴隷の孔を使ってくださり、ありがとうございました』」

 ぜいぜいと荒い呼吸を吐きながらも、『クラウド』はジェネシスにへりくだってそう言った。

 

「『総統閣下、こっそり自慰をしていた孔奴隷に、お仕置きをお願いいたします』」

 ジェネシスの足元に平伏して、『クラウド』がおねだりをした。

「素直でよろしい。それじゃあ、厳しく躾けてあげようね」

「『ハ、ハイ』」

「お仕置きは、鞭でお尻叩きだ。準備をしなさい」

「『ハイ』」

 と素直に頷くと、ベッドの上に四つん這いになって、尻を高く持ち上げた。

「レオン、バラ鞭を持ってきて、この子のお尻に二十回お仕置きしてやってくれ」

「了解した」

 レオンがオモチャ箱から、バラ鞭を取り出す。ヒュンヒュンと空気を切り、手応えを試している。

 うつ伏せた『クラウド』の側に寄ると、高く掲げられた白い尻に向かって、勢いよく振り下ろす。

 バシッ!

「あぁんッ……ひ、ひとつぅ」

 ビシッ!

「あぅ……ふ、ふたつ……」

 パァンッ!

「あぁ……みっつ……」

 

 

 

 

 

 

「どうだい、『セフィロス』。『クラウド』少年はお仕置きの間中、きちんと姿勢を保っているだろう。言葉遣いも奴隷のそれにふさわしいものだ。勉強になるだろう」

「……わ、私は、孔奴隷なんかじゃ……」

「まだ、そんなことを言っているの? 言っておくけど、俺たちが君を孔奴隷にしたんじゃないよ。君自身がそうなりたくて、この世界へやってきてるんだ」

 ジェネシスが私の耳元で滴るようにそうささやく。

「私……自身が……」

「そうだよ。思い返してごらん。この部屋にやってきて、満足できなかったことがあったかい。いつも十分満たされて帰ったんじゃないのか」

「…………」

 そうだ、そのとおりなのだ。

 私はこの部屋でひどく扱われれば扱われるほど興奮してしまって……元の世界へ戻ってもその熱が冷めないでいることも多かった。

「……どうだい、わかったかい?」

「…………」

 私は返事ができなくなってしまった。

 

「あぁんッ……二十……回。お仕置き、ありがとうございました」

 その間に、『クラウド』への尻叩きが終わる。

「君もあの子くらい、従順になれればいいねぇ。もっともっと皆に、気持ちのいいことされて、可愛がってもらえるよ」

 もっと、もっと気持ちのいいこと……

 ああ、そう考えただけで、身体の奥が疼いてくる。

「さぁ、君にも先にイッたお仕置きをしてあげなければね。ベッドの上でお尻を突き出して」

「……え……ク、『クラウド』は……」

「別にあの子がいようといまいと関係ないよ。同じ孔奴隷なんだからね」

 私は大人しくジェネシスに言われたとおりの体勢を取った。

「今回もバラ鞭を使うよ。先にイッた罰として、二十回のお尻叩きだ」

 ヒュンと鞭が風を切る。その音に身体がすくんでしまう。

 パァン!

 と、私の後ろに鞭が当てられた。

「あぁぅッ!……ひ、ひとつ」

「そうだ。姿勢を崩さず、数を数えるんだ」

 バシッ!

「あんッ……ふ、ふたつ……」

 ビシッ!

「み、みっつぅ……」

 ジェネシスはまったく手を緩めることなく、二十回の鞭を、私の尻に与えた。