『奴隷調教2~愉悦の孔奴隷~』
 
<5>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「あぅ……痛ッ……!」

「ほら、お仕置きのお礼はどうしたの?」

 ジェネシスが逃げ腰になる私の尻に、ふたたび鞭を落としてそう言った。

「お、お仕置き……ありが……とう、ござい……ました」

「そうだ、必ずお礼を言わなければいけないよ。やれやれ、本当にしつけがいのある人だね、君は」

 ジェネシスは鞭を仕舞うとそう言って苦笑した。

「さぁ、せっかく『クラウド』もいるんだ。たっぷり楽しませてもらおう。ね、レオン」

「ああ、……さて、今日はどうするつもりなんだ」

「ふふ、四人ってだけで、萌えるのだから、何も特別なことをする必要もないんじゃないかな。さぁ、もっと悦ばせてあげるから、咥えて」

 ジェネシスがふたたび、私の目の前に自身のペニスを突きつけた。

 レオンのを『クラウド』が咥える。

「んぐ……ぐぷっ……ちゅぶっ……」

 私が必死にジェネシスに仕えるのと同様に、レオンの陽物を『クラウド』が咥えている。

 競い合うつもりはなかったが、私は一刻も早いジェネシスの解放を待ちわびた。

「じゅぷ……ぐぷっ……ちゅぶっ……ずちゅ……」

「いいね、フェラチオに気が入っている。そんなに早く俺にイッて欲しいのかな?」

 喉の奥まで吸い込み、唾液を舌でたっぷりと絡める。ずるりと引き出したそれを、チロチロとしゃぶり、先走りを飲み下す。

「んぐっ、ちゅぶ、ずるっ」

 じゅるると強く吸い上げると、ジェネシスのペニスが一気に固くなった。

「いいよ、上手くなったね、『セフィロス』。そろそろ出すぞ」

「んぐっ、ずぷっ、ちゅぶっ」

 ジェネシスが私の頭を抱え、口に怒張を押し込んでくる。

 まもなく腰がぶるると震え、私の口の中に激しく精を吐き出した。

 レオンのほうも満足したらしく、『クラウド』の頭を撫でていた。

 

 

 

 

 

 

 そう……『クラウド』のことを、レオンが……

 いや、違う。ここにいるレオンも『クラウド』も、ジェネシスが作り出した世界の住人なのだ。人格も何もかも私の与り知らぬ人形のようなものなのだ。

「さぁ、今度は君を楽しませてあげよう。こっちにお尻を向けてごらん」

 ジェネシスに言われたように、うつ伏せになると尻を彼に向けて高く掲げた。この服従のポーズは何度やらされても、まったく慣れることが出来ない。恥ずかしい部分が丸見えになる動物のような格好なのだ。

「君の後ろは十分蕩けているよね。すぐに入れることができそうだ」

 ぬちっぬちっと、指を抜き差しして、ジェネシスが確かめた。

 ジェネシスの前は、さきほど放ったばかりだというのに、もう十分に回復して、天を突いて怒張していた。

「今度はたっぷり中で焦らしてあげよう。君に入れていると、いつも急かされて、射精させられているような気がするからね」

 ジェネシスは、もったい付けるように入り口付近で浅い抜き差しを始めた。

「あッ、あッ、もっと……早く中まで」

「まだだよ。じっくり浅いところでも感じるんだ」

 くぷっ、くぷっ、つぷっ、つぷっ

「あ、あん、ん、んくぅ……」

 切ない吐息が口から漏れる。

「あンッ、あッ、あッ……」

 『クラウド』もレオンに後ろから突き上げられていた。彼特有の鼻にかかったような甘い喘ぎが聞こえてくる。

「ほら、どうしたの? レオンのほうがそんなに気になるのかな」

 ぐりりといきなり体内を抉られて、私は高い声を上げてしまった。

「あッ、あぅッ……!」

「そらそら、それならもっと奥まで突いてあげようか?」

 ずぷっ、じゅぷっ、ずちゅッ!

 途端にジェネシスが深く突き上げてきた。

「あッ、あぁッ、イ、イクッ……!」

「言っただろう、孔奴隷は先にイッてはいけないんだよ。ご主人様たちを満足させてからだ」

「あッ……あッ、あッ、ジェネシス……もっとゆっくり……」

「ご主人様に命令するのかい。まったく君は仕方のない人だね」

 ずちゅ、ぐぷっ、ぬぷっ!

 ジェネシスの激しい抜き差しに、私は一挙に追い詰められた。彼は私のいいところを知り尽くしているのだろう。弱い部分を徹底的に責められて、今にも私は精を吐き出しそうになってしまった。

「ジェネシス……イかせて……!あぁ、イかせてェ!」

「俺より先にイッてはダメだよ。もちろん、わかっているね」

「無理……もう、イク……イクぅ……!」

「またお仕置きされたいのかい。今度は鞭打ちだけではすまないよ」

 からかうように、耳元でジェネシスがささやく。

「あぁ……イかせて、イかせて……ください……」

「ダメだ。俺が出してからだよ」

「あッ、あッ、あんッ……そこぉ……そこ突かないで……ッ!」

「どこだ、ここかい?」

「あッ、あんッ、出ちゃう……出るぅ……!」

 びくびくと下腹が痙攣し、熱の塊が放出される。

 次の瞬間、私は精を吐き出してしまった。