『奴隷調教2~愉悦の孔奴隷~』
 
<6>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「また『お漏らし』かい? だらしのない子だなぁ、『セフィロス』。見てごらん『クラウド』はあんなに突かれていても堪えているだろう」

「……はぁっ……はぁっ……」

「孔奴隷はああやって快感を感じながらも堪えて、ご主人様の快楽に尽くす気持ちが大切なんだよ。自分の快感ばかりを追いかけてはダメだ」

「……む、無理だ……がまん……できない」

「我慢できなければ孔奴隷として役に立たないだろう?」

「はぁっ、はぁっ……」

 荒い吐息を堪えきれず、私はぐったりと尻を上げたままの姿勢で身体を休めるしかできなかった。

「ほら、孔奴隷。ご主人様に何か言うことはないのか?」

 ジェネシスは鞭を持ってくると、私の尻にぴしゃりと当てた。

「『さ、先に……イッてしまったお仕置きを……ください』」

「よろしい。それじゃレオンたちにも手伝ってもらおうね」

 すでに一回戦を終えていたレオンたちに、ジェネシスが声を掛けた。

 

「……またか。仕方がないヤツだな」

 レオンがあきれたようにため息を吐いた。

「そうなんだよ。もう並のお仕置きじゃダメそうでね。レオンたちにも手伝ってもらおうと思って」

「……イキ狂いにさせるか?」

 レオンが恐ろしいことを口にする。

「それはいい考えだね。いつも先にイッてしまうんだ。そんなにイクのが好きなら、一度、イキ狂いの罰を与えてやろう」

 ふたりは頷き合うと、ジェネシスが私に元の服従の格好を取るように言った。

 尻だけ上げて足を開いたうつ伏せのポーズだ。

「ジェ、ジェネシス……何を……」

 怯えながら私は彼に問うた。

「孔奴隷は黙ってお仕置きを受ければそれでいいんだよ」

 と冷ややかに返される。

 

「さて……後ろはすっかり蕩けているだろうけど」

 そういいながら、ジェネシスはオモチャ箱に入っている小瓶を取り出した。中のクリームを指に取ると、私の後孔に塗り始めた。

「中にもたっぷりと仕込んであげなくてはね」

 

 

 

 

 

 

「『クラウド』、こっちに向けて尻を出せ」

 レオンが『クラウド』に命じた。彼はすぐに言われたような格好をとる。

「ローターを入れてやるから、しっかりとしゃぶり続けるんだぞ」

「『ハイ……あぁんッ』」

「さぁ、こっちの仕込みは済んだ。レオン、君からいけるかい?」

 ジェネシスの言葉に、レオンは頷き返すと、ジェネシスと入れ替わり、私の腰を抱えた。

 

「そら、イキたいだけイッていいぞ」

 ずぶりと始めから奥深くまで侵入し、腰を使ったピストン運動を始める。レオンの大きく固い怒張が、奥のよいところを擦り上げ、私はたちまち上り詰めてしまった。

「あッ、あんッ、あぁッ、いい……!」

「ほら、イけ。思い切りイッてしまえ」

 ぐちゅ、ずちゅ、ぬちゅ……!

 パンパンとレオンの腰と私の尻がぶつかり合う音が響く。

「くっ……いい締まりだ。俺もそろそろ出すぞ」

「あッ、あんッ、イク……イクぅ……!」

 レオンの熱い飛沫が、腹の奥に叩き付けられ、私自身も存分に精を放った。

 

「ふぅ……交代だ、ジェネシス」

 そういうと、今度はレオンがジェネシスに場所を譲る。レオンはすぐ側に控えていた『クラウド』に、イったばかりのペニスを咥えさせた。

「さぁ、休んでいるヒマはないよ。ほら、大好きなペニスだ、しっかり咥えこみなさい」

 じゅぷっ、ぐぷっ

 と、音を立てて、ジェネシスが中に入ってくる。レオンとの余韻を楽しむ暇もなく、ふたたび私を絶頂へ追い詰めていく。

「ふふ、媚薬がだんだん効き始めてきたんだろう。中がまとわりつくように締まってきた」

 ジェネシスは、パンパンと激しい抜き差しをしながらそう言った。

「あんッ、あッ、ジェネシス……そこぉ……」

 奥のよいところを引っ掻かれ、私は悲鳴を上げる。

「ああ、ここに君の『しこり』があるんだったね。たっぷりと擦ってあげよう」

 反り返ったジェネシスのペニスが、その部分をごしゅごしゅと集中的に責める。私はもうひとたまりもなく精を吐き出してしまった。

「ふふ、先にイッたんだね。いいよ、俺ももう出る……!」

 ぐいと腰を引き上げられて、深々とペニスを突き刺される。ジェネシスは腰をひねりこむように二三度打ち込むと、熱い精を私の体内に吐き出した。