『奴隷調教2~愉悦の孔奴隷~』
 
<10>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「おや、まだまだ入っているようだよ」

 ぬぶっ、じゅくっ、ずぷっ

「あ、あぅん……!」

「ふふ、ペニスが立ち上がってきたね。さんざんイかされたのに、性懲りもなく」

「ジェ、ジェネシス……出させて……」

「出させてあげてもいいけど、もうミルクタンクは空なんじゃないかな?」

 からかうようにジェネシスが笑った。

「イきたい……あッ、あふッ……イかせて……ください」

「いいよ、俺の指を中で感じながらイクといい」

 ぬちゅ、ずちゅ、ぐちゅ……

 とジェネシスが、指を抜き差しし始めた。

「あッ、あぁッ……い、いい!」

「ふふ、そんなに指が気持ちいいのかい」

「あ、あん……いい……イク、イクぅ!」

 ぶるると私は下肢を震わせた。

 精液はほとんど出ず、空でイッたような感じであった。それも無理もないことだ。ジェネシスとレオンのふたりがかりで、さんざんに絞られたのだから。

 

「よし、掻き出せるだけ掻き出したかな。『セフィロス』、しゃがんでごらん」

 ジェネシスにそう命じられ、言われたとおりにしゃがんでみせた。

「お尻に力を入れて、中の残滓を排泄するんだ。まだ奥の方に残っているはずだからね」

「……え」

 思わず声が漏れてしまった。

 それはジェネシスの目の前で排泄行為をしろと言っているのと同様だからだ。

「ほら、やってごらん。ご主人様の前で恥ずかしがることではないだろう」

「……も……いい。もう十分だから」

 なんとか許してもらおうと、言葉を返すが、ジェネシスは私をしゃがんだままの姿で緊縛し、力を入れるようにと強要してきた。

 

 

 

 

 

 

「まったく手間のかかる子だね、君は。お仕置きでもないのに、わざわざ縄で縛らなければ排泄ができないなんてね」

「……い、いや……」

「『いや』じゃないだろう。ほら力を入れて出してごらん」

「う……ん……あッ……あんッ」

 私は鞭をもらう前に、腹に力を入れてみた。

 ぼとぼとと精液が内股を伝って降りてくる。

「ああ、やっぱりまだ入っていたね。しっかり出して綺麗にするんだ」

「ん……あ……」

 とろとろと細い白濁液が水たまりを作る。

「どうだい、全部出たかな」

「『ハ、ハイ……』」

「ふふ、緊縛された格好もなかなかいいね」

 ジェネシスが楽しそうにそう言った。

 

「なんだ、また粗相でもしたのか?風呂場で縛られるなど……」

 呆れた口調で浴室に入ってきたのは、レオンだった。『クラウド』を部屋に戻したと報告にやってきたのだ。

「まぁね。お腹の中の精液を出すのに、排泄を恥ずかしがっているから、縛ってやったんだ」

「……孔奴隷の分際で呆れる……」

 とレオンは冷たく言うのみであった。

「今日の調教は終わりじゃないのか。それなら、そろそろ俺も失礼したいんだが」

「最後に『セフィロス』へのお仕置きを考えてくれよ。このどうにも調教のすすまないいけない子へのね」

「その格好で縛ってあるんなら、尻への鞭打ちでいいだろう。浴室で肌がやわらいでいるのなら、傷のつかないバラ鞭がいいんじゃないのか」

 さっさと戻る準備をしてジェネシスがそう言った。