~この手をとって抱き寄せて~
 
<22>
 KHセフィロス
 

 
 

 

 

 

「良かったみたいだね。それじゃ、敏感になっているそこにクリップを嵌めてあげよう」

 ぴちん、ぴちんと、乳首にボディクリップが取り付けられる。

「あぅ……ッ!」

「どうだい?痛いけど気持ちいいだろう?」

 ジェネシスがクリップをいじりながらそう言う。

「せっかくの最後の夜だ。君の望むことをしてやろう」

 背後から抱きしめられ、耳元でそうささやかれた。

「さぁ、どうして欲しい……?」

 ぞくぞくと身震いがする。

「じ、自分ではわからない。夢の中の私は、いつでも総統の為すがままだ」

「そうかい。やっぱり君は孔奴隷なんだね、ご主人様に命じられたことをするのが一番興奮できるらしい」

「…………」

「俺も楽しみたいからね。まずはクリップをつけたままで咥えてもらおうか。ああ、目が見えないんだね、ほら、ここ、手で触って」

 私はジェネシスの誘導に従って、手を伸ばした。熱くなっているその部分のファスナーを開き、中にある熱の固まりを引き出した。

「んぐっ、ちゅぶ……」

 目が見えないまま、口舌奉仕する。

 喉の奥まで呑み込み、ずるりと引き出す。舌を絡めて竿を扱き、雁首の裏まで舐めしゃぶった。

「ん……いいよ。とても上手になったね」

「ん……グプッ、んぐ……ちゅぶ……」 

 ボディクリップが、ゆらゆらと揺れる。分銅のついたそれは乳首を強く揺さぶり、私の中の淫靡な炎を燃え続けさせる。

「んぐ……ちゅぷ、ぐぷっ……ふ……んぁ……」

「……ああ、もう出る」

 ジェネシスが私の頭を引き寄せた。腰がぶるりと震え、私の口腔に白濁の液体を放出した。

「ごぷっ……ごほっ、げほっ!」

「ああ、良かったよ。ありがとう、『セフィロス』」

 私の頬を撫で、額に口づけてくれる。

「さぁ、今度は君の番だ。可愛い孔を虐めてあげるよ。そこに這って、腰を高く上げるんだ」

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 私は呼吸を整えながら、ジェネシスに言われたとおり、ベッドに這い、尻を高く掲げた。

 

 

 

 

 

 

「ふふ、孔がひくひくして、もう濡れてきてる。フェラチオをして感じちゃったのかな」

 指先で尻孔を擦りながら、ジェネシスが笑った。

「さぁ、もっと足を開いて……そこを舐めてあげるよ」

 ジェネシスの舌が、ぬるりと私の後ろに這わされる。敏感なそこを舐めあげ、舌先を入り口に挿入してきた。

「あッ……あぁッ……」

「ふふ、そんなに身体を震わせると、乳首がつらくなるよ」

「ん……痛ッ……」

「分銅が揺れて、乳首が千切れそうに痛むのではないかい?」

「あ、あぅ……ッ」

 つぷつぷと、指で入り口をくすぐられ、声が漏れる。

「もっと奥まで欲しいだろう」

 ジェネシスの長い指が、入り口を滑り、奥を突く。

 体内のしこりを擦られて、私はびくびくと身を震わせた。

「あッ……あんッ……あぅッ」

「ここがいいところだね。うん、もう十分蕩けているようだ。それじゃあ、孔奴隷の孔に美味しいバイブを食べさせてあげようかな。ほら見てごらん、美味しそうだろう?君の舌で濡らせてやってくれ」

 ジェネシスが取り出したのは、根元にたくさんの真珠を抱いた、グロテスクで巨大な男根であった。

「このバイブも店で買ったものだよ。覚えているだろう?」

「はぁ……はぁ……」

 身体が熱くなる。

 あんな大きなものを突き込まれて耐えられるのだろうか。

「ま、待って……ジェネシス……む、無理……」

「少し苦しいだろうけど、大丈夫だ。この大きさなら入るよ」

 そう言って、私の口に巨大なバイブを含ませた。

「ほら、しゃぶって濡らしてくれ」

「んぐ……ぐぅ……」

「ああ、それでいいよ。十分だ」

 ずぽりと口から引き出し、孔の入り口に押し当てられる。