『堕ちた天使~軍服と鞭』
 
<4>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「よし……指三本、十分に咥え込めたね。いいこだ。じゃあ、いよいよ、このいやらしいバイブを君の可愛いお尻に突き刺してあげよう」

 もったいぶったようにジェネシスが言った。

「やッ……いやだ……それは……」

「大丈夫、今の君なら美味しく飲み込めるよ」

 そういうと、ジェネシスは私の秘孔にイボで覆われたグロテスクな器具をぴたりと宛がった。

「さぁ、ゆっくり食べてごらん」

 ぐぷっ、ぐちゅっ……

 出入り口をいじりながら、徐々に奥に埋められてしまう。

「あっ……あッ……あくッ……あふぅん!」

「ふふ、バイブの電源を入れたわけじゃないのに、もうそんな声を出しているの。今お尻の中がどうなっているの?言ってごらん、セフィロス」

「や……やだ……」

 と言ったら、彼は埋め込んだ途中のバイブをぐりっと入り口まで引っ張り出した。多くのやわらかなイボが、尻孔に引っかかる。

「ひぃッ……あひっ……や、やめ……」

「言っただろう。ここでは総統の命令は絶対なんだよ。反抗するなら鞭をあげようか?」

「や、やめ……い、言うから……!」

 私は慌てて、そう応えた。

「じゃ、言ってごらん? お尻の中がどんな感じなの?」

「イ、イボイボが……ひっかかる……ようで……か、かゆい」

「へぇ、かゆいの。それだけ?」

「擦った部分が熱くなって……孔の奥がウズウズする」

「よくできました」

 そういうと、また彼は這い蹲った私の頭を撫でで褒めてくれた。

「さぁ、どんどん深く埋め込んでいくよ。力を抜いていてね」

 ぐぷっ、ぐしゅっ……ぐちゅん!

「あッ、あッ、あうッ!あぁん、はぁッ……ん!イ、イボがぁッ」

「イボイボ、気持ちいいんだろう?だったらそう言いなさい」

「イ、イボッ……き、気持ちいい、中にブツブツって入って……あッ、はぅあッ!」

「いいバイブだろう? 君のために選んだかいがあったよ」

「はぅッ、あくッ、あふッ」

「それ、全部飲み込んでしまいなさい」

 ぐしゅ、ぐちゅ、ごぷんッ!

 私の中に、あの太いバイブレーターが入ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 私はひくひくと尻を振るわせ、その異物の感触に反応していた。ブツブツとしたイボが、腸壁を擦り、長く太いそれの先端が、前立腺を掠めているのがわかる。

「ジェ、ジェネシス……抜いて……こ、これは……い、いや……だ」

「本当に嫌なのかな。そんなふうには見えないけど。頬が上気してピンクだし、身体も火照っているようじゃないか」

「お、奥に当たって……つらい……」

「そうか、一番弱いところに当たりそうなんだね。それじゃ、たっぷりと楽しめそうだ」

「ジェ、ジェネシス!」

「今日はいい訓練になりそうだな。いくらお尻が気持ちよくても、前を縛ってあるからね。出すことはできない。このしつけが終われば、君は本当に可愛い総統の愛人になれるよ」

 小説を片手で弄んでジェネシスが言った。

「覚悟はいいかな。つらかったらうんと暴れてもいいからね。ただ、ベッドから落ちないように気をつけて」

 そういうと、ジェネシスは手元のリモコンを操作した。

 

 ……途端、尻の中に埋まっている張り型が、ヴィンと動き出したのだ。

「あぁッ! あーッ、い、いや、ダメ……!」

「すごい感じ方だね。そんなにいいのかい?」

 ふたたび、ジェネシスが手元のコントローラーをいじった。

「あぁッ、あうぅッ!ひぃーッ や、やめ……やめて……ッ!」

「そんなにお尻を振って……それほどこれは効くのかい?」

「し、死ぬ……し、死んでしまう。もうやめ……!前を外すして……!」

 おぞましい玩具は、私のもっとも感じる部分をその触手のような幹で擦り上げ、激しく射精を促した。だが、肝心の男根の根元は残酷な器具で堰き止められているのだ。

 ジェネシスがリモコンをオフにする。

 私は寝台に頽れると、全身ではぁはぁと激しい呼吸をした。いきそうになっているときには、息を吸うことさえままならないからだ。

「前を外すのはまだダメだよ。これの刺激にもっと耐えられるようになって。ほら、一番弱いところにしてあげるから」

 ヴィンとスイッチを入れられる。

「ふあッ、あッ、あッ、あんッ」

 恥ずかしさも忘れ、私は高い嬌声を上げた。

「これは微弱だからね。ほら、これならちょうどいい具合だろう?」

「やッ……やだッ……抜いて……いかせて……」

 ボトボトと涙を落とし、私は繰り返し、ジェネシスにねだった。