『堕ちた天使~軍服と鞭』
 
<5>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「ダメだよ、前のしつけをしてからね」

 ジェネシスはあくまでもそういって、私がねだるのをはねのけた。

「さぁ、セフィロス、身体を起こしてベッドのヘッドを背もたれにして座るんだ」

「む、無理……うごけな……」

「リモコンを強くしてしまうよ。早く座って足を開いて」

 ピシッと、鞭が風を切ると、私は必死に膝行って、言われたような姿勢をとった。

 座った形での、M字型の開脚姿勢だ。

 もちろん、身体の中心には、とろとろと雫を垂らしている、淫らなペニスが顔をもたげている。

「ふふ、後ろはもういつでも使える孔になったね。さて、今度は前だ」

 そういうと、ジェネシスは、テーブルの上の白布を取り去って、今日使うつもりの道具だと言って見せてくれた。

 

「そ、そんなもの……何に使うつもり……」

「決まっているだろう。せっかくペニスがこうしてヒクついて立っているんだ。その入り口も可愛がってあげようと思ってね」

 トレイの上には、カテーテルや綿棒、そして蒸しタオルなどが乗っている。

「そんなこと……や、やめろ……無理……だ」

 私の抗議などどこ吹く風で、ジェネシスは雫を垂らしている私の分身を手にとって、先端をぞろりと舐め取った。

「ひぃあッ!」

「ずいぶんと敏感になっているみたいだね。この先端に極細のカテーテルを入れてあげよう」

「ひッ……いや、いやッ……よせッ」

「言っただろう。上官の命令は絶対だとね」

 ジェネシスは白い手袋をすると、ふたたび私の分身を手に取り、先端をじっと見つめる。

「い、いや……はぁッ……あぁッ」

「見られただけで感じるの? まったく本当に君の本性はM奴隷なんだね。こうして虐められて感じてしまうんだ」

「ち、ちがッ……放せ!」

「まずは、濡らした綿棒でお掃除をしようね」

 ジェネシスはたっぷりと香油を含んだ綿棒で、ペニスの亀頭から裏の筋まで綺麗に磨き上げた。

「ひぃ、ひあッ……あひッ」

「動いちゃダメだ、失敗したら痛みがあるよ」

 ジェネシスはそういうと、ペニスに顔を近づけて、今度こそ細い管を、つぅっとそこに挿入した。

「ひッ……あひッ」

 冷たい感触に声が漏れる。

「うん、入った。どうやら上手く行ったようだ。ククク……ペニス先端のお口が、パクパクしているよ。この糸みたいな管が気に入ったのかな。さぁ……もう少し奥まで入れてあげようね」

「ひぃあッ……ひゃん……あひッ」

 つつ……と管が奥まで入りこみ、私に高い声を上げさせる。

「ふふ……こういうの尿道プレイっているの?こっちの感度も良さそうだ」

「ジェネシス……も、もう抜いて……」

「ダメだよ。気持ちいいんでしょう? ほら、こうして擦って上げれば」

 ジェネシスが管を引いたり押し込んだりを繰り返す。敏感な部分を擦られて私は身を跳ねさせて、存分に快楽を味わった。

 

 

 

 

 

 

「も、やめて……漏らして……しまう。トイレに……」

「オシッコしたくなっちゃった? ふふ、ここをいじられて?」

「た、頼むから……行かせてくれ……」

「仕方がないなぁ。今度はプレイの前にきちんと利尿剤を飲ませてやろうね」

 そんなことをいいながら、ジェネシスが管をいじる。

「も、ダメ……ダメだ……でちゃう……!」

 プシャアアァァ

 管が先端から勢いよく排出されると、私は我慢しきれなかった尿を噴射してしまった。

「あぁッ……あーッ」

「やれやれ、お漏らしするとは困った人だね。仕方がないな。ここを掃除させないと」

 ジェネシスがパンパンと手を打つと、扉が開き、同じような軍服を着た男がふたり、室の中に入ってきた。

 手早く汚れを拭い取り、汚したシーツを付け替え部屋を出て行った。私はただ呆けたようにその様を見ていただけだ。

「どうしたの。ああ、あれは俺の部下たちだから、恥ずかしがらなくていいよ」

 恥ずかしがらなくて……など、できるはずがない。

 私は局部に異物を咥え込んだまま、ペニスを勃起させていたのだ。

「このリングは精液用のものなんだよね。排泄も止められるものにしてあげればよかったかなぁ」

 のんびりとジェネシスが、リングをいじりながらそう言った。

「さぁて、それじゃ、今日のクライマックスだ。お漏らししたセフィロスちゃんに、やっぱりお仕置きしてあげないとね」

 悪びれる風もなくジェネシスがそう言って微笑んだ。いかにも楽しいというようにだ。

「こ、この上なにを……」

「言っただろう?今日は君の前をしつけるって。だから、もう一度管を入れて……」

 そういうと、きちんと消毒されている、カテーテルの先端を私の亀頭に当てた。

「はい、ゆっくりちゅぽちゅぽして、奥まで入れてあげましょうねぇ」

「ひぃあッ……やッ……いやぁッ」

 ちゅぷ、ちゅぷ、くちゅっ

 ずりゅずりゅと中の方まで管を押し込まれる。痛くはないが、一層性感を高められるようで耐え難いのだ。