『堕ちた天使~軍服と鞭2』
 
<7>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「さぁ、どうするの、『セフィロス』。まだ我慢できる?」

 ぐちゅ、ごりゅ、ずりゅ

 体内から耳に響いてくる音が、私に限界を告げてくる。

 いきたい

 いきたい……!

「『わ、わたしは……尻をぶたれて感じる……い、いやらしい孔奴隷です』」

 寝台に這い蹲って、私はジェネシスに言われたセリフを繰り返した。

「よく言えたね。では、前をとってあげるよ。……レオン」

 と、声を掛けると、レオンが腕を拘束しているロープと、根元を縛り付けているリングを取り去ってくれた。

「それじゃ、孔奴隷の孔にたっぷりと出してあげるよ。すべて尻で飲み込むんだ」

 そういうと、ジェネシスは腰を激しく打ち付けてきた。

 固く勃起したジェネシスのペニスが、ズプズプと奥の奥まで入り込んでくる。

「あぁッ、ジェネシス。もうイク……!」

「ダメだぞ、孔奴隷はご主人様を悦ばせてからでなければ射精は許されない」

 厳しい声でジェネシスが言った。

「そ、そんな、でも……」

「俺より先に出したら、もう一度、ペニスリングをつけてお仕置きだ。たっぷりと空イキの地獄を味わわせてあげるよ」

「くっ……うん……」

「ほらほら、どうだい。俺のペニスは美味しいんだろう。たくさん突いてあげようね。お尻を叩きながら、抜き差ししてあげよう」

 パァン、ずちゅ、パァン、ぐちゅ

「あぁッ……あぁん……も、もうダメ……ジェ、ジェネシス、許して……」

「まだまだだよ。俺がイッてからだ」

「は、早く出して……内に出して……!」

「君の尻孔が気持ちよすぎて、出すのがもったいないんだよ」

「ジェネシス……!」

 パンッ、ぐちゅ、パァン、ぬちゅ

「あん……あはッ……や……ッ」

「ああ、気持ちいいよ。いい孔だ、本当に君は……」

「やぁッ……もう……ダメ」

 ぐっちゅ、ぐっちゅ、ぬっちゅ、ぬっちゅ……

「ダメだ……あぁッ、ジェネシス……!」

「内に出すよ。お尻でしっかり感じて」

 パシーン、ずぷっ

 ジェネシスが最奥を突いてくる。私は身を震わせて、イクのを堪えた。

「くッ……あぁッ……」

 腹の奥に熱いほとばしりが打ち付けられた。その次の瞬間、内からこみ上げてくる熱の塊が、体内からあふれ出た。

「あぁ……あぁぁーッ!」

 ドピュドピュと音を立てて、私の中心から精液が放たれた。

 

 

 

 

 

 

「ふう、頑張ったね、間一髪だったけど、『セフィロス』」

 ジェネシスが、まだとろとろと粘液をもらしている、私のそれを手に取り耳元でささやいた。

「はぁッ……はぁッ」

「そんなに思い切りイッたの?まだまだ饗宴は続くのに」

 ジェネシスが徒めいた笑みを浮べる。

「レオン、そろそろ交代だ。たっぷり可愛がってあげて。俺はセフィロスのお口に咥えてもらうから」

 ジェネシスとレオンは場所を交代した。

 今夜はずいぶんと念入りに、私の身体を弄ぶ。だが、ようやくリングを外してもらえた私の本心は、まだまだたっぷりと刺激が欲しくてたまらなかった。

「さぁ、セフィロス。咥えて。喉の奥にも性感帯があるというから、試してみるのもいいんじゃないかな」

 目の前に、半立ちになったジェネシスのペニスを押しつけられて、私は素直にそれを咥えた。教えられたように、舌を動かし、奥深くまで飲み込んでゆく。

 

「アンタのここはもう慣らす必要もなさそうだな」

 レオンはそういうと、すでに固く立ち上がった彼自身を、私の後ろに宛がった。そのまま、奥を抉るように、ズプズプと挿入してくる。

「あぁ……ん」

 ジェネシスのペニスを握りしめながら、私は甘えた喘ぎを漏らした。

「ほうら、セフィロス。おしゃぶりをおざなりにしないでしっかりやるんだよ」

 くいと顎を取られて、私はふたたび、彼の陽物を口に含んだ。

「中がすっかり蕩けているな。ジェネシス、かなり奥まで犯したんだな。道ができている」

 腰を振りながら、レオンが言った。

「ああ、とても心地よかったんでね。それにセフィロスの好きな場所が奥にあるから」

「ほう。どこだ」

「いろいろ試してあげてよ。俺たちの可愛い孔奴隷なんだからね」

「孔奴隷か……確かにな。ここまで堕ちてしまっては、いっそ身も心も素直に服従してしまったほうが楽だろう」

 ぐちゅ、ずちゅ

 と、抜き差しを繰り返しながら、レオンがつぶやいた。

 私は徐々に膨らんでくるジェネシスの男根を、必死にしゃぶっている。気を抜くとアナルでの蕩けるような快感に流されて、あっという間に上り詰めてしまうからだ。

「そうそう、いいこだ、『セフィロス』。わかっていると思うが、俺とレオンが出してからでなければ、イッてはいけないよ。それまでは我慢するんだ」

 懸命に舌を使いながら、私は頷き返した。