『堕ちた天使~軍服と鞭2』
 
<8>
 
 KHセフィロス
 

 

 

「くっ……いい。何て締め付けの強い孔だ」

 レオンが腰を使って、ひねりこむようにペニスを打ち込んでくる。それが、私の快楽の部分をかすめて通り、気が抜けない。

「んぐッ……じゅぷ……じゅぷ……」

 ジェネシスだけでも先にいってもらおうと、一身に仕える。

「ああ、いいね……いいよ、『セフィロス』。ご褒美にたっぷりと口に出してあげよう」

 ジェネシスが私の頭を押さえ、ぐいと奥まで押し込んできた。

「んぐッ……ぐうっ……」

「よし……出すぞ……!」

 精悍な腰が、ビクビクと痙攣し、ジェネシスは私の口の中に存分に劣情を吐き出した。

「ごほっ……ごぷっ……げほっ」

「そう、ちゃんと飲んで」

「ゲホッ……!ごほっ、ごほっ」

「こっちもそろそろ限界だ」

 レオンが低くささやいた。

 入り口まで引き抜き、ずぷりと深く押し込む。それを繰り返していると、ひょんなはずみで、私の固いしこりにペニスの先端が引っかかった。

「あぁッ!」

 射精こそはこらえたものの、腰がガクガクと震え、これまでにない悦楽が私の肉体をとらえた。

 内にいるレオンも気付いたのだろう。

「今の場所が好きなのか?」

 と訊ねてきた。

「……ち、ちが……」

「そこなんだな。たっぷりと擦り上げてやる」

「あッ……ひぃ……!」

 レオンの固く反り返った男根が、私の性感帯をぐりりと擦り上げる。

「や、やめ……!レオン……いっちゃう……!」

 私はレオンに哀願した。

「アンタも気持ちよくなりたいだろう。そのまま身体の欲求に任せればいい」

「待って……レオン、先に……」

「俺もまもなく限界だ。存分に感じればいい」

 ごしゅ、ぐちゅ、ずちゅ

 いやらしい音を立てて、レオンの勃起したペニスが、私のアナルを出入りする。

「あぁッ……いやッ……先に……出る……!」

 私の言葉を聞きながらも、レオンは強く激しく、挿送を繰り返した。

「あーッ、あッ、あッ……イクぅ……!」

 私はレオンを待ちきれずに、股間のものを震わせて、頂点に上り詰めた。

 ビュルルと白濁液が飛び出し、寝台を汚した。

 

 

 

 

 

 

「くっ……俺も出すぞ」

 私の腰に手を掛け、レオンがパンパンと激しく打ち付ける。

「あッ……あぁッ、あッ、あッ」

「中が急速に締め付けてくるな」

 先ほどの激しい射精で、私の体内はビクビクと痙攣していた。それがレオンに伝わり、よい刺激となっているのだろう。

「ああ……出る……くッ……!」

 ぐいと私の腰を引き寄せると、レオンは下肢を震わせて、私の中に精を放った。

「あぁッ……レオン……!」

 先ほどイったばかりの私であったが、レオンが射精したと同時に、私のペニスからもとろとろと粘液がしたたり落ちた。

「やれやれ、孔奴隷がイッていいのは、ご主人様たちを満足させてからだと言っただろう。どうして、君はそう我慢が利かないのかな」

 横倒しになって吐息を整える私に、ジェネシスが呆れたように宣った。

「自分で足を開いて、いやらしいペニスを見せてごらん」

 ジェネシスがリングを持って近づいてくる。逃げたくてたまらなかったが、私の後ろにはレオンもいるのだ。到底この場所から単身で逃れられるはずもなかった。

「お仕置きならお尻叩きにしようかと思ったけど、どうやら君にはご褒美になってしまいそうだからね。やはり罰は焦らしプレイにしようね」

「ジェ、ジェネシス……許し……」

「ダメだよ。お仕置きは厳しくしないとね。さぁ、膝を割って、脚を広げるんだ」

 私はのろのろと身を起こし、脚を開いて見せた。中央にはふたたび力を取り戻しつつある陽物が立ち上がっている。

「さぁ、根元に栓をして……」

 キュッとペニスリングが嵌められる。私は絶望に

「ああ……」

 と吐息した。

「特別に俺がしゃぶってあげるよ」

 ジェネシスはリングを嵌めた私のそれを口に含んだ。

「あッ、ああッ」

 レオンが私の後ろから両腕を伸ばしてきて、乳首をつまみあげた。

「あッ……やッ……いや……」

 敏感になった男根をジェネシスがしゃぶり舐め上げる。時折歯を立て、亀頭をぐりぐりと擦りつけた。

 私のペニスはもう十分すぎるほど反応し、根元を堰き止められているせいで、赤黒く膨らんでいた。

「乳首が膨らんできた。アンタはどこもかしこも感じやすいんだな」

 レオンが私の耳元でささやいた。