『~軍服と鞭~ 性の饗宴』
 
<3>
 
 KHセフィロス
 

 

 

 

「どうしたの?」

 ジェネシスが訊ねる。

「…………」

「ああ、ちょっと空気に当てられちゃったかな」

 ジェネシスはそう言って、私の唇に口づけた。舌を割り込ませ、深く吸い上げると同時に、ジェネシスの指が、私の背の留め金を外す。

 長い貫筒衣が私の足元に落ちた。

 

 ちょうど、そのとき、扉がノックされる。

 部屋に入ってきたのは、レオンと『クラウド』だった。

「遅かったね、レオン」

「ああ、『クラウド』を洗ってやっていたからな」

 几帳面なレオンらしく、『クラウド』の身体を洗い清めたのだろう。彼の髪はまだ少し水気が残っているようで、つんと立ったそれがわずかに萎れていた。

「さぁ、寝室へどうぞ。四人で楽しもう」

 そういいながら、ジェネシスが寝室の奥の扉を開いた。

 

「レオン、『クラウド』を可愛がってやってくれ。俺たちはしばらくその様子を眺めさせてもらうよ」

「悪趣味だな。俺は人に見せる行為などできないのだが」

「いつもどおりでいいんだよ。『セフィロス』にも見させてあげたいしね」

 ジェネシスがそういうと、レオンは気にしないと決めたのだろう。

 『クラウド』に服を脱ぐように命じると、自身の高ぶりを咥えさせた。

「しゃぶれ」

 低く命じると、すぐに『クラウド』がレオンの股間に顔を埋めた。

 半立ちになったペニスに口づけ、亀頭を舌で舐り始めた。

「んぐ……ちゅぶ、ぐちゅ……」

 唾液をたっぷりと絡ませ、喉の奥まで吸い込み、強く扱き上げる。

「よし……いいぞ」

 レオンが満足げに吐息した。

「あぐ……じゅぷ……んぐ……」

 ずちゅ、ぬちゅ、ぶちゅ

 『クラウド』は口を大きく開けて、激しくそれを舐めしゃぶった。

「よし、もう出すぞ」

 レオンが『クラウド』の頭を自身に押しつける。

「くッ……」

 精悍な腰が震え、レオンは精を吐き出した。

 『クラウド』はそれをすべて嚥下すると、決まったセリフ、

「『孔奴隷の口を使ってくださって、ありがとうございました』」

 と告げた。

 

 

 

 

 

 

「よし、おまえも楽しませてやる。ベッドに乗って、四つん這いになれ。尻を高く上げて伏せるんだ」

「ハイ」

 『クラウド』は、屈辱的な服従の姿勢をすぐに取った。

「足を広げろ」

「ハイ」

 『クラウド』が大きく足を開くと、隠された秘所があからさまになる。

 レオンは大きく開かれた足の間から、手を差し込むと『クラウド』のペニスを軽く握り扱き始めた。もう一方の手は尻を撫でながら、最奥を暴く。

「あ……ん」

 クラウドが鼻にかかったような切なげな喘ぎをこぼす。

 レオンは前を扱きながら、『クラウド』の後孔に舌を這わせ、ちゅぶちゅぶと音を立て、そこを舐め、一方の手の指で孔をいじる。

「あ、あぁん……いい……いいですぅ」

 びくんびくんと『クラウド』の細腰が揺れた。

「まだ出すなよ」

 レオンが秘孔を舐めながらそう命じる。

「んぁッ……あぁ……ハ、ハイ」

 にちゃ、ぐちゅ、じゅく……

 レオンの扱いているペニスから、先走りが漏れ始め、いやらしい水音を響かせた。

「あ、あん……お尻の孔が……」

「ああ、何かを咥え込みたくて、ひくひくと息づいているな。そら……舌が入り口に入る」

 ちゅぶ……ぐちゅ……ぬちゅ……

 

「はぁ……はぁ……ん……」

「どうしたの、『セフィロス』。吐息が弾んでいるね」

「はぁ……はぁ……ジェネシス……」

「ふたりを眺めていたら、うずうずしてきちゃった?でも、まだ我慢だよ」

 ジェネシスが彼の足元に座った私の頭を撫でた。