『~軍服と鞭~ 性の饗宴』
 
<7>
 
 KHセフィロス
 

 

 

 

 教えられたとおり、たっぷりと唾液を絡ませ、喉の奥を使って扱き上げる。

 しかし、余裕をもって奉仕できていたのは、最初の数分間だけだった。

 後孔からわき上がる快感に、下肢が痺れ始めたのだ。

 

 『クラウド』がゆるゆると焦らすようにペニスを扱き始める。それと同時に、私の後孔を指と舌でほぐし始めた。

 

 ちゅく……じゅぷ……くぷっ

 尻孔を穿つ舌が、いやらしい音を立てる。

 

「どうした、舌使いがおざなりになっているぞ」

 レオンが私の髪を掴み、厳しい声でそう告げる。

 私は慌てて、フェラチオを続けるが、どうしても意識が尻の方にいってしまう。それほど、『クラウド』の奉仕はツボを得ていて、私の快感を呼び起こすのだ。

 

「『クラウド』、『セフィロス』の後ろは解けてきたかい?」

 ジェネシスが長いすに深く腰掛けながら、『クラウド』に訊ねる。

「はい、ピクピクして、とても可愛いです」

 『クラウド』はぴちゃぺちゃと音を立てて、さらに後ろを舐め上げる。

「んぐ……じゅぷ……くぷっ」

 私はそれでも必死にレオンのものに奉仕した。

「よし、いいぞ。そろそろ出る」

 レオンが私の頭をぐいと引き寄せ、腰を震わせる。

「んぐッ……うぐッ……ごふっ」

 吐き出された熱い精を、私は必死に飲み下した。

 

「『クラウド』交代だ」

 レオンが手短にそういうと、『クラウド』に場所を譲った。

 私の後ろは『クラウド』によってすでに蕩けきっている。レオンはそこにペニスを押し当てると、ずぷずぷと音を立てて入ってきた。

「あッ……あぁッ!」

 奥を深く突かれて、高い声が上がった。レオンは私を背後から抱え込むようにすると、座位の形に突き込んできた。

「あッ……あぁ、深い……!」

 自重も加わって、体内のペニスが深々と突き刺さる。

「『クラウド』、彼の乳首を可愛がってやれ」

 背後から縛めるような形でレオンが言った。私の腕はレオンに抱き込まれてしまう。

 

 

 

 

 

 

 『クラウド』が前にやってきて、無防備に晒されたままの私の乳首に手を触れる。

「あ……あん……」

 そこを指で摘み上げられ、可愛らしい舌で転がされる。

 レオンは、根元を戒められた私の分身をゆるゆると扱き上げる。

 乳首と、ペニスと、後孔……三点を同時に責めるやり方で愛撫され、私はすぐに絶頂へと追い詰められた。

 ぐいと噛みしめてたはずの唇が開き、甘い吐息がこぼれ落ちる。

「あッ、あぅッ、あぁん……!」

「『セフィロス』、まだイってはいけないよ。レオンが満足するまではきちんと我慢しなさい。もっともペニスの根元を戒められているから、空イキしかできないだろうけど」

 ソファのテーブルに茶器を用意しながら、ジェネシスが言う。しかし、ふたりがかりでこのように犯されれば、限界が訪れるのは当然である。

 ジェネシスは最初から、三人でのプレイで、私を満足させてくれるつもりはなかったのだ。

 

 ちゅぷ……くちゅ……

 『クラウド』に嬲られている乳首が、ずくずくと熱を持って疼く。

 舌で転がしたり、軽く歯を立てられるのも甘くてつらいが、摘み上げて捏ねられると、それはすぐに下半身への刺激となって苦しくなる。

 

 ちゅく……ぷちゅ……

「あッ……あぅ……ああん」

 

「『セフィロス』、ずいぶんと乳首が良さそうだね。さぁ、言ってごらん、どこがどんなふうに気持ちいいの?」

 ジェネシスが紅茶をすすりながら、そう訊ねてきた。

 今の私は、あの部屋で見た性奴隷たちと何も変わりはしない。総統の目を楽しませるために、犯され、好きなように弄ばれているのだ。