『~軍服と鞭~ 性の饗宴』
 
<8>
 
 KHセフィロス
 

 

 

 

 

「さぁ、どうなの?孔奴隷」

 ジェネシスに繰り返し問われて、私は口を開けた。

「き、気持ちいい……乳首……いいッ」

「乳首がいいの?もっとくわしく言ってごらん」

 ジェネシスが楽しそうに訊ねてくる。

 レオンが私の腰を持ち上げて、ぐいと下ろした。奥を穿たれ、強烈な快感が私に嬌声を上げさせた。

「ひ……あぁ……ッ!」

「総統が訊ねている。もっときちんとお答えするんだ」

 レオンがふたたび私のペニスを強く扱き上げて命じた。

「あッ……あぁ……乳首……摘まれて捏ねられて……気持ちいい…… お尻……すごく深く犯されている……ペ、ペニスも……あぁ……早くイきたい。イきたい……!」

 辿々しくだが、必死に私は言葉を紡いだ。

 

 膝立ちで、私の乳首を愛撫していた『クラウド』のペニスを、私のものと二本一緒に、レオンが擦り合わせ始めた。

 『クラウド』と私のペニスが重ね合わされ、先ほどよりもずっと激しく擦りつけられる。

「あッ……あんッ……レオン様……」

「あッ……あぁッ……レ、レオン……」

 『クラウド』の喘ぎと私自身のそれとが重なった。

 にちゃにちゃ、くちゅくちゅ

 と、いやらしい音が鳴る。『クラウド』のほうも、先走りが溢れ出し、強い快楽を得ているのだと知れる。

 

「『クラウド』、もっと乳首をこね回してやれ。真っ赤になって勃起するくらいにな」

 レオンが、手を休めることなくそう命じた。

「ハ、ハイ……ちゅぶ……くちゅ……」

 『クラウド』の舌が、私の乳首を舐め転がし、つんと引っ張る。

 それだけでも苦しいのに、ペニスを二本一緒に擦り合わされる責め苦は、どうにも耐え難かった。きっとペニスリングをされていなかったら、すぐに吐き出してしまっていただろう。

 

 

 

 

 

 

「あッ……あんッ……あぅ……イ、イきたい……ッ、前の外して……!」

 私は必死に乞い願ったが、ジェネシスからの許しは出ない。

 『クラウド』のほうも余裕がなくなっている様子だ。

 鼻にかかったような甘い喘ぎが漏れ、膝立ちの腰が前後に揺れ始めている。

「あン……あん……も、もぅ……レオン様」

 『クラウド』が限界をレオンに告げる。最初は足を閉じて膝立ちだったのが、今は座り込む寸前のように足を広げている。その中心が、私の男根と一緒に擦り合わされているのだ。

 私がもはや我慢の限界であるのと同様に、彼だとてそう長くは保たないのだろう。

 甘えるようにレオンの名を呼ぶが、やはり許しは得られないようであった。

 

 ぐちゅぐちゅ、にちゃにちゃ、

 二本の性器からの先走りが、レオンの手の中で淫猥な音を奏でる。私も『クラウド』もすぐにでも弾けそうな状態であったが、私には枷が施されている。どれほど良くてもイク

ことはできないのだ。

 

「ん……ちゅぐ……ぷちゅ」

 『クラウド』の舌が健気にも、私の乳首に吸い付くが、やはり下肢の快感が勝っているのだろう。先ほどよりも、ずっとおざなりになっている。

 もちろん、それをジェネシスが見逃すはずはなかった。

 

 ティーカップをソーサーに戻すと、そっと『クラウド』の背後に近寄った。

 足を広げて膝を立てた状態の、彼の後ろにかがみ込む。

「あぅん!」

 『クラウド』が高い嬌声を放った。擦り合わせられているペニスがビクビクと震える。

「ふふ、『クラウド』の後ろが完全に無防備だったからね。それにさっきからしゃぶってばかりでつまらないよね」

 ジェネシスがそう言いながら、彼の後孔を嬲りだした。長い指を二本揃えて、『クラウド』の後ろをかきまぜる。

「あッ……あん……ダメ……ダメです」

 しなやかな『クラウド』の身体がガクガクと震える。膝で立っているのも苦しくなったのだろう。彼は私に縋り付くような格好で、ジェネシスに尻を突き出した。

「ほらほら、『クラウド』。『セフィロス』の乳首をしゃぶってあげないと」

 ジェネシスが、突き出された尻をパンッと打つと、『クラウド』の姿勢を正させた。