『~軍服と鞭~ 性の饗宴』
 
<9>
 
 KHセフィロス
 

 

 

 

 

「ちゅぷ……くちゅ……んあッ……はぁ」

 ペニスを二本同時に擦り上げられ、後孔をジェネシスの指に犯された『クラウド』は今にも達してしまいそうに、びくびくと身を震わせている。

「あん……もう……もうダメですぅ……出ちゃいます……ッ」

 『クラウド』が泣きながら訴えるが、レオンはむしろ激しく二本のペニスを擦り合わせ、解放に導くのだ。

「『クラウド』のここ、ひくついて涎を垂らしているね。さっきの饗宴を思い出しちゃった?君は何人もの人に、ここを突かれて悦んでいたな」

「ハ、ハイ……」

「孔奴隷はいつでも、ご主人様のお許しがなければイケないんだよね。もちろん、よくわかっていると思うけど」

 じゅぷっ……ぬぷっ……ぐぷっ

 と、激しく指を抜き差しして、『クラウド』に語りかける。

「ハ、ハイ……お、お許しください。出させてくださいぃ!」

「まだ、レオンも出していないし、調教の最中だよ。我慢しなさい」

 ジェネシスが意地悪く、『クラウド』の後ろを弄びながらそう言った。

 

「ふふ、さて指ばかりじゃ、つまらないね。そろそろ俺も楽しませてもらおうかな」

 そういうと、ジェネシスは、『クラウド』の尻を引き寄せ、高ぶった自身を突き込んだ。

「ああンッ!」

 と、高い悲鳴が上がる。

「ああ、『クラウド』の中、すごく熱くなっているね。ひくひくと震えて……ああ、いい気持ちだ」

「総統閣下……『い、いやらしい孔奴隷の孔を使ってくださり、ありがとうございます』」

 必死に口上を述べるが、『クラウド』の身体は何度も身震いし、もはやイク寸前まで追い詰められているようだった。

 にちゃにちゃ、ぐちゅぐちゅ

 と、二本のペニスが絡み合い、卑猥な水音を奏でる。私のそこももう限界で、これ以上嬲られたら、気がおかしくなりそうであった。

 

「あ、あぁ、もう我慢できない……ジェネシス、前を外して……外してェ」

 私は嗚咽を堪えられず、半分泣きながら、ジェネシスにねだった。

 

 

 

 

 

 

「まだだよ。まだ我慢だ」

 『クラウド』の背後から、ジェネシスが手を伸ばして私の頬を撫でる。

「あぁ、『クラウド』の中……すごく熱くて、締め付けが強いね。いい気持ちだ」

 余裕たっぷりにジェネシスが言う。

「……こっちもなかなか具合がいい。動きにくいのが難点だがな」

 私を上に乗せたレオンが言った。

「もう、ダメです……!いきます」

 『クラウド』の身体がビクビクと跳ねた。レオンによって擦り合わされている性器にそれが伝わってくる。

「あぁッ!」

 高い声が響く。

 次の瞬間、『クラウド』のそれから熱い樹液が噴き出した。

 

「あ~ぁ、先にイっちゃったね。まだまだ『クラウド』も我慢が足りないのかな」

 その『クラウド』の後ろで抜き差しをしていたジェネシスが笑った。

「レオン、『セフィロス』の前を外して、イかせてやってくれ。今日はずいぶんとよく我慢できたみたいだからね」

 『総統閣下』のお許しが出たからだろう。レオンは手を前に伸ばすと、あっさりと戒めを外してくれた。

「あぁ……ッ」

 と、安堵の声が漏れる。

 レオンは私の腰を持ち上げると、ふたたび突き落とした。繋がった部分が、ぐちゅと卑猥な音を立てる。

「自分でも動け」

 私の耳の後ろからレオンの声が響いた。あまりにも近すぎて、頬がカッカと上気してしまう。

 私の知るレオンとは異なるとはわかっていても、同じ顔をした彼にささやかれると、顔に血が上ってしまう。

 私の身体を支えるレオンに合わせて、腰を浮かせ、沈める。

 熱を持った大きなモノが、蕩けた後孔を出たり入ったりを繰り返す。強く埋め込まれたときに、奥のよい部分を突かれるのがたまらないのだ。

 声を上げるつもりはなくても、勝手に声が漏れてしまうのだ。

「あ……あぁ……レオン、もうイク……」

 私は限界をレオンに告げた。

「中に出してやる。もう少し我慢しろ」

 熱のこもった声でそうささやかれ、私は身震いをしたのであった。